ダンス医科学研究情報交換会
国内外のダンスにかかわる学会へ参加された方からその参加報告や最新トピックスについてのレポート、また第14回日本ダンス医科学研究会学術集会の一般演題でご発表された方々からご自身がかかわるダンス研究について分かりやすくお話しいただきます。
研究を行ったことがない方、ダンスの教師やダンサーの方もどうぞお気軽にご参加ください。
開催日時:2024年12月23日(月)19:30-21:30
開催方法:zoomミーティングによるオンライン開催
プログラム:
髙橋将(大東文化大学 スポーツ・健康科学部)
上村杏菜 (リリズスポーツクリニック・横浜市スポーツ医科学センター)
津田貴史(愛媛大学大学院医学系研究科)
石原萌香(広島大学大学院医系科学研究科)
司会進行:大竹祐子(東都大学、日本ダンス医科学研究会理事)
参加費:日本ダンス医科学研究会会員無料、非会員(一般)2000円、非会員(学生)1000円
入金方法:ゆうちょ口座への入金 ゆうちょ銀行 店名 〇一八 店番号018 普通預金 4843130 口座名義 日本ダンス医科学研究会
参加申込:こちらのフォーム(https://forms.gle/8PXXCHv21my8u3ma8)よりお申込みください。
お申込みいただいた方へ事務局より、入金方法およびzoomオンラインミーティング参加のURLをご案内いたします。
jadms.org からのメールが届くよう設定をお願いいたします。
髙橋将(大東文化大学 スポーツ・健康科学部)
「安全に柔道を楽しむ」ための要素をダンスをヒントに実践する取り組みを進めている。柔道における基本姿勢や技術を取り入れた振りのダンスを創作し、実践した事例を紹介したいと考えている。本取り組みの事例を通じて、ID柔道の魅力や課題を知って頂き、多くの人にID柔道を知って頂く機会となることを願っている。
上村杏菜 (リリズスポーツクリニック・横浜市スポーツ医科学センター)
脛骨(スネ)の痛みに悩むバレエダンサーは多く、特に疲労骨折の治療には時間がかかります。スポーツ理学療法士として、自身の研究やIADMS2024での参加経験、多面的な研究や実際の治療例を交えながら、発生メカニズムや効果的な運動療法をできるだけわかりやすくご提案します。
津田貴史(愛媛大学大学院医学系研究科)
ブレイキンは世界的に急速な普及を遂げている一方、手部をはじめとした負傷に至る危険性が高いことが知られている。本研究施設では生体力学(バイオメカニクス)の解析を通じ、ブレイキンの手部への物理的負荷およびその規定因子の解明を目指している。我々はダンス医科学の立場から、ブレイキンの安全体制構築に挑戦する。
石原萌香(広島大学大学院医系科学研究科スポーツリハビリテーション学研究室)
バレエでの間違ったテクニックによる足部への過剰なストレスが、ダンサーの足部障害にどのように影響するのか。ダンス医科学分野の課題に対して、超音波画像診断装置と三次元動作解析装置の同期システムにより、動作中の第1足根中足関節の可動性を動的に測定する手法を用いて挑戦しています。ターンアウトが不十分になると、ローリングで代償します。この代償が生じる際、第1足根中足関節の可動性が増加すること、またこの関節可動性は、足部の回内が大きいダンサーほど増大していることが示されました。第1足根中足関節への負荷は関節の不安定性につながる可能性があり、外反母趾のリスク因子となり得ると予想されます。ダンサーを怪我から守るため、ダンサーへの正しい教育とダンス医学的におけるエビデンスの構築を目指した研究です。
本セミナーに関するお問い合わせは研究会セミナー担当(seminar_info@jadms.org)までお願いします。